男の子が、七五三までにするお祝いは、大きく三つですね。
- 「お宮参り」・・赤ちゃんの成長と健康を願って、生後31日目に神社に詣でます。装いでは、黒羽二重(はぶえ)の五つ紋付熨斗目(のしめ)模様と言われてます。
- 「お食い初めの祝い膳」・・「全て新しいもの」を用意。白木の三方(供物などを載せる台)、箸、土器のお椀など。正式なものは詳細な決まりがあります。
- 「初節句」・・誕生後の最初の5月5日の端午の節句に、祖父母や親戚から贈られた、武者人形、兜、鯉のぼりなどを飾りお祝いします。
今回は、特には初節句の男の子の「兜」について、解説いたしますね。(^^)/
男の子の初節句のお祝い、兜はコンパクトが一番?
「初節句(男の子)の兜の大きさ」って、いろいろな問題をはらんでいます。
あるご夫婦は、「義父母の風習では、男(主人)側の家が、料理や場所を用意して、女(私)側の両親が、兜と鯉のぼりを用意して、男側の家に届けるのが習わし」とのこと。
しかし、ご夫婦は「地元でアパート暮らし、今後マンションなどに住んでも飾れるようなコンパクトな兜が良いと考えている」そうです。
そうなんです。初節句はとても厄介です。両家のしきたりと若夫婦の考えが、最初にぶつかる場面ですね。収めどころとしては、きちんと両家とお話をして、場所の関係で小さい兜を購入したいと、伝えた方がよいと思います。
大きさければ良いという考えは現代的ではないですし、小さくても素晴らしい高価な兜はたくさんあります。なんなら、大きい兜を購入されて、ご主人様のご実家で保管し、節句の度に実家まで伺うとか。
本当に、狭い日本でも地方ごとに慣習が色々異なり、行事の度に両家に気を使いますね。
でも、物わかりの良いご両親もいらっしやって、「男の子の初節句のお祝いをしたい。娘は現在はアパート暮らしで、お祝い10万円くらいと、兜の置物を考えていますが?」とのこと。
まず、娘さんに確認するのが宜しいと思います。実際に生活している若夫婦の考えは違うと思った方がよいですね。
もし、勝手に購入してご主人のご両親と一緒の物だったら、大変です。アパート暮らしですから、サイズ確認も重要です。兜ではなく、鯉のぼりがほしいと思っているかも知れませんし。
お金を贈って娘さんご夫婦に選んでもらうのが、最も失敗がないかも知れません。
男の子の初節句のお祝い、親せきが集まって大変?
ここからは、更に具体的に報告していきますね。うまく、兜や鯉のぼりを購入できたご夫婦から、コメントを頂きました。
「我が家は、お金は親(祖父母)持ちだったので、予算重視で決めました。」鯉のぼりを買う予定だが、サイズ選択が悩ましいと言ってました。
「我が家は一戸建てですが、小さいので、鯉のぼりでも値段の高くない簡易スタンドタイプか、ベランダタイプかで悩んだ結果、今年は着用兜と室内用の小さな鯉のぼりを購入しました。」とのこと。
※今の子供は、兜はなくてもいいけれど、鯉のぼりが無いのは気になるようなのです。人形専門店の知り合いは、そう言ってました。
また、アパート住まいのご夫婦で、初節句に遠方の両親や義両親を呼ぶ時の、料理などはどうしよう?と、悩まれる方は多いでしょう。
えっと、初節句のお祝いを外のお店でされるのは結構多いですね。個室のあるお店を予約するのが良いと思います。
もし、ご自宅での会食なら、あらかじめ仕出し屋さんに予算や人数を相談して、お祝膳を準備することができます。必要なら、ご宿泊の手配も怠りなく。
最後に:男の子の初節句のお祝い、兜要らない?
男の子の初節句のお祝いは、ご夫婦だけでなく、両家の家を挙げての行事ですので、失礼のないように、しかし身分相応?に抑えたいものです。
ぜひ、記事をご参考になって、実のあるお祝いとなりますように願っております。(^◇^)
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