完成した「飛び出す絵本」というか「ポップアップカード」というか、の花バージョンです。
ポップアップカード(からくり絵本)というと、虹(アーチ)や動物の作り方も面白いのですが、今回は特に小学生の夏休み工作の宿題(自由研究)をまとめる、という方向で、紹介したいと思います。
この方法をマスターすると、「180度アルバム」の仕掛けや設計図も無料で簡単に工夫できますし、バレンタインデー、ホワイトデー、母の日・父の日、誕生日、記念日のプレゼントにも最適です!
ポップアップカードの折り紙花制作で用意する材料
用意する材料は、少ないです。
大変なのは「作り方」の部分ですので。
A4のコピー用紙を二枚(もちろん、折り紙7枚でもOKです)、緑の折り紙一枚、それからできた花を貼る厚紙カード(B5二つ折りくらい)です。
必要な用具は、カッター、ハサミ、のり、定規、鉛筆くらいでしょうか?
ポップアップカードの折り紙花をつくってみよう
そして、10センチ角の用紙(折り紙)が必要なので、コピー用紙を10センチ角に切ります。
最初に三角に折ります。
もう一度、三角に折ります。
つまり、四つ折りになった三角ができました。
これに、上のように、鉛筆で花びらの形を描きます。
それを切り抜くと、こうなっています。
七枚全部を、同様に花びらの形に切り抜きます。
一つの花びらは不要なので、切り取ります。
また、もう一枚は色を塗らないので、✖印をつけておきます。
他の花びらには、自由に花びららしい色を付けます。
私は、色鉛筆でそれらしく塗りました。
塗るときには、バックが同じ白だと、塗りにくいので、別の色の紙を下に敷きましょう。
接着の仕方
このように、✖印の花びらに、糊をつけて隣の花びらを重ねて接着します。
このような花ができました。
全部の花を、同様に作ります。
この花に「たたみくせ」を付けます。
つまり、最初はたたまれていたのが、開かれるわけなので、スムーズに開閉出来るように、折れ曲がる部分は、あらかじめ「折り癖」をつけるのです。
一つの花で、三回折ると良いです。
丸印を付けた花びらの先端に糊を付けます。
この時、「先端だけ糊」ですので、注意してください。
左右の丸印の上に別の花びらを接着します。
出来た花の三箇所に丸印を付けます。
そこに、一枚の花を重なるように一枚接着します。
再度、このように二か所に丸印を付けます。
二か所に花を貼り、さらに三か所に丸印を付けます。
この上に、残りの花を貼ると丁度、七枚の花が重なって接着されたはずです。
ここまでで、接着の順番が混乱した方は、あとで詳細な動画を紹介しますから、お待ちください。
緑の折り紙で、「花の額」を作る
緑色の折り紙一枚から、八枚の花びらを切り抜いてください。
こうなります。
今まで作っていた花の、上記部分に鉛筆で印をつけます。
ここに、緑の額を裏返しで貼ります。
額は全体を接着します。
こうなります。
ひっくり返して、反対側も同様に額を貼り付けます。
花と台紙の接着
このくらいの大きさの台紙(二つ折り)が良いです。
台紙を開いて、花を横向きにします。
丸印を付けた花びらの先端だけに、糊を付けて台紙と接着します。
花の反対側も、同様に丸印を付けた花びらの先端だけ、台紙と接着します。
数分間、台紙を閉じて、完全に接着させます。
完成
ゆっくりと、台紙を開きますと、「あら!ぴっくり!」連なった花束が出来ているはずです。
ポップアップカードの折り紙花作成での注意点など
ここまで、出来たら問題ありません。
ちょつと失敗しやすい部分を説明したいと思います。
- 花びらの色塗りは、バックに色の違う紙を敷くと塗りやすいです。
- 花びらを重ねて接着する順番が、最も混乱しやすいと思います。ここは動画を準備しますので、じっくりと観てください。
- 「のりをたっぷりと付けない」ことです。スムーズに花束が開くには最低限の接着が良いです。糊をつけすぎると接着しすぎて、開きにくくなります。
最後に、自由研究提出や発表での手順アドバイス
最初は、作成手順で難しい部分もありますが、一度作り方を覚えれば作成原理は同じです。
夏休み工作の自由研究にぴったりの華やかな工作だと思います。夏休み工作だけではもったいないので、様々な機会のグリーティングカードでご使用くださいね。
参考動画はこちらです。
動画作成者の方に感謝いたします。
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