まえがき、社会勉強は始まっている!自由研究は前哨戦!
自由研究は、小学生の「調べ学習」の延長、仕上げ、実習といった感じの学習内容だと思います。
目標とされているものに、お子さんの「達成感=自己成長の実感」があります。
結論を言うと、自由研究という社会総合実習は、「社会人としての営業ツール」、「コミュニケーション能力」「調整力」「常識力」「調査力=データ収集と加工能力」などをスキルアップしていくことに明らかにつながります。
つまり、小学生の調べ学習や自由研究でのつまづきは、将来の子供さんの弊害であり、ここで大きな成功体験を獲得することが、人生成功への出発点となっていくのです。
前書きが長くなりましたので、そろそろ本論に入りますね。
「自由研究の進め方」として参考になるビデオです。
夏休み自由研究の進め方は「立て柔道喜舞」で!
私(管理人)が勝手に、進め方とまとめ方について命名してしまいました(汗)。
それでは、各内容について説明しますね。
た:ターゲット設定
自由研究は、まずタイトル=内容=ターゲットを決定しないと、始まりません。その最初の決定が間違うと、後の行動全部が失敗ということにもなり兼ねません。
ターゲット設定要素としては、
- 興味・関心のあることは何だろう?・・・以前の楽しかったと思うことは何か。好きな教科と嫌いな教科は何か。以前にすごく褒められたことは何か。趣味として大切にしていることは何か。何か好きで収集しているものはあるか。好きなテレビ番組とか、テレビで毎週見ている番組は何か。好きな俳優、女優、アニメ、歌手は誰か。部活とか地域の集会で好きなものは何か。
- 自分の性格を知る・・・「農耕型」か「狩猟型」か。農耕型は地道な定型作業として観察日記、〇〇の成長、などコツコツとした作業に。狩猟型は調査やアンケート、収集(昆虫採集など)の社会に出て行って一気に勝負を決めてしまうような作業に向く。
- 使える時間・・・一日、一週、または夏休み全体での使える時間はどのくらいか。部活やお手伝い、帰省など小学生(中学生)といえども、スケジュール管理が必要。
て:テーマ設定
ターゲット設定の分析をしてから、テーマ設定をします。例えば「息子は農耕型性格で生き物が好きで、時間は十分にある」なら、「カエルの待機位置による天気予報分析」のテーマにする、というように具体的に決めます。
この変なテーマは、私が実際に小学生の時にやってみたテーマなんです。・・結果は予想と少し違って、はっきりした結論は得られませんでした。。。
じゅ:準備
研究対象(テーマ)が決定したら、準備に入ります。
ここで、自由研究の進展について、自分なりに「予想」をします。「多分、こんな結論になるんじゃないだろうか?」という考えは、これから先の人生でも、必須の手順です。自由研究はこの「予想の実証」になるわけです。
そして、必要物品の調達計画を立てます。
使用スペースの確保、協力者への依頼(お父さん、お母さん、兄弟、隣のおじさん)、いつ行うかの決定など。
カメラ、ノート、メジャー、飼育用かご、餌・・・などなど。ここで「身近な人の意見を聞く」という工程(手順)を忘れないようにアドバイスしましょう。
きっと、長い人生経験から有意義な情報や、注意点などのアドバイスをもらえる筈です。この「身近な人に相談し、情報を得る」という経験はとても重要なビジネススキルとなりますよ。
どう:Do=実行
計画が出来ていれば、あとは実行するだけです。ここで「実験的な研究」を選んだ人は、なるべく公正なデータ収集と、その繰り返しが大切なことを覚えましょう。また「調査的な研究」を選んだ人は、アンケートやインタビューをするときの、公正・公平な手順(誰にも同じ言葉を使用、時間的公平性など)を自覚してもらいましょう。
き:記録
記録は、その都度付けなければいけません。実際には「まとめてやろう」という怠け心が100%起こってきます。何とか工夫して記録を継続しましょう。
ただ、ここで失敗したとしても、「失敗から学ぶ」という教訓は無駄にはなりませんが、「だめでした」では、自由研究宿題がクリアできませんから、なんとかしましょう。
ま:まとめ
まとめの段階に入れば、終わったようなものです。
「まとめ」は、次の「発表」を前提として、分かりやすくまとめることが求められます。言うなれば「プレゼンテーション前のデータ整理」です。
画用紙がいいか、模造紙がいいか、画像を入れた方がいいか、アルバムにまとめた方がいいか、実験ノートや、観察日記の体裁が良いかなどを検討しましょう。
※次の章で、詳しく書きましたので参考にしてください。
い:言う(発表)
さあ、「発表」の段階になりました。
要点は「誰に対して、どこで、どのように、いつ、誰が(ここは自分自身ですね)・・」といった、5W1H(いつ(When)、どこで(Where)、だれが(Who)、なにを(What)、なぜ(Why)、どのように(How))のような考え方をしましょう。
そして、何より「練習」は必要です。はっきりと順序立てて発表出来るようになるまで、調整しなければいけません。
特に、まとめ方のここがポイント!
次の表の内容に沿って、まとめてみるとスッキリします。要するに自分の頭の中が整理できれば、まとめもスッキリし、発表もスマートに出来るということです。
※次の項目を一枚の適当な大きさの紙にまとめてください。
①「きっかけ・理由・目的」・・このテーマに決定した動機を書く。 | ⑤「(調査)結果」「〇〇が完成するまで」・・研究によって、何が明らかになったかを簡単に書く。時間順が分かりやすい。写真・図・表・地図を用いると良い。 |
②「予想」・・この研究はどんな結果になるか最初に考えたこと。 | ⑥「わかったこと、考察」・・どうして上記の結果になったのかの理由を説明する。 |
③「方法、作り方、調べ方」・・どのように研究を進めるかを書く。 | ⑦「感想」・・どんな点が難しかったか、意外に思ったこと、エピソードなど。 |
④「材料」・・必要な器具、道具、調べる事項、制作する物など。 | ⑧「参考資料、取材先など」 |
あとがき:夏休み自由研究の材料を用意しました!
いろいろと難しい解説になったかも知れません。
ただ、こういった手順が存在することを知って、社会でも似たような仕組みで物事が動いていることに気づくことは、大きな人間成長となります。
どうせ、実行して提出しなければいけない自由研究ですから、立派にやってしまえばいいのではないでしょうか?
最後に、私(管理人)も夏休み自由研究のテーマ(ターゲット)について、お手伝いできるように準備させていただきましたので、下記にリストアップしておきますね。
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