腰痛対策マットレスの種類と選び方、起床時腰痛にサヨナラだ~(^^)/

マットレスって種類が多すぎて選べないじゃない!・・と、知人の腰痛持ちおばさん?がお店で叫んだとか、叫ばなかったとか?・・都市伝説です(笑)

でも、笑ってはいられないんです。

10年くらい前ですが、私も重いものを持ち上げたことで、3日間も立てずに、這いつくばって移動してました。

腰痛の激痛は半端じゃないです!

腰痛をお持ちの方のマットレス(布団)選びって、スーツやドレス以上に大切ですよね。

ただ、「マットレスを変えたら腰痛が改善した」というアンケートでは、なんと約80%の人が「YES」とのことでした。

やっぱり、マットレス選びは、とても大切なんです!(^^)/

最初に、腰痛とマットレスについての素朴な疑問?

畳に布団って腰痛にどうなの?

昔は「腰痛には布団がいい」って私も聞きました。

でも、布団はマットレスでいうと、かなり高反発=沈み込まないタイプです。

人間が仰向けに寝ると、体重の77%が背中から臀部にかかりますが、高反発すぎると体重を上手く分散できずに、腰痛は悪化してしまいます。

起床時腰痛って、何なの?

それで、就寝中に体重(体圧)が上手く分散されずに、起床時に「痛たたっ!」となるのが、起床時腰痛なんです。

これを解決するには、

  • 自分の体重に合ったマットレスを使用する(柔らかすぎず、固すぎず)
  • マットレスが疲れて(ヘタって)いないか?

ということです。

まず、これらを説明しますね。

自分に適した硬さのマットレスの選び方とは?

キーワードは「体圧分散」

体重50キログラムの人が、横になると体重の44%=22キログラムが背中と臀部に架かります。

  • 体重に合った体圧分散ができているマットレス・・背骨は、ゆるやかなS字となり、横向きでも背骨は真っすぐになります。
  • 柔らかすぎるマットレス・・背骨と臀部が沈み込みすぎて、寝返りが出来にくい状態となります(低反発状態)。
  • 固すぎるマットレス・・固すぎますと、体重は身体の上部(肩甲骨近く)にかかり、手足の血流を阻害して痺れやダルさを感じる場合があります(高反発状態)。

マットレス構造体による反発力の違い

反発力を生じさせる構造体(材質)によって、

  • スプリング・・耐久性はありますが、洗濯できない、厚みがある、重い、畳んで収納は無理、など。
  • ウレタン・・軽くて安価に購入できて人気ですが、蒸れやすくカビやすい、ヘタリやすい、などあります。
  • 繊維(弾力性のある合成繊維を立体的に形成したもの)・・軽くて、丸洗い洗濯ができて、通気性も高いですが、やっぱりヘタリやすい特徴があります。

反発力の違いによって分類してみると?

反発力の違いで分類すると、低反発マットレスと高反発マットレスとになりますね。

  • 低反発マットレス・・感触が優しく包み込まれる感じで、寝心地はとても良いです。ただ寝心地と健康に良いかは別となります。
  • 高反発マットレス・・横になると背骨が真っすぐに近い(沈み込まない、背骨や筋肉の歪みが少ない状態での就寝)ので、体圧分散に有利で腰痛の方向きです。人間は一晩に20~30回くらい寝返りをしますが、とても寝返りしやすいということにもなります。

マットレスの反発力って、どこに書いてある?

マットレスの反発力は、ちゃんとタグなどに記されている筈です(キチンとした商品なら)。単位は「ニュートン」で「N」とも略されます。参考に表を書きますね。

反発力(N:ニュートン) 硬さ
100N以上 硬め=高反発
60~100N 普通
60N以下 柔らかめ=低反発

※腰痛対策マットレスとしては、100N以上を推奨です。

体重 硬さの標準
50kg 100~140N
50~75kg 120~160N
75~100kg 140~180N
100kg 160~200N

沈み込みすぎ、寝返り不良にも注意!

  • 沈み込み過ぎるマットレスは腰痛にはマイナス・・沈み込むと血行が悪くなり健康そのものにマイナスです。
  • 寝返りが打ちにくい・・寝返りは脳の非随意的(意識しない)反応で、血流の滞りや、筋肉の緊張解消のためのものです。寝返りが上手くできないと、血行不良による痺れや、身体の歪みももたらし、腰痛も悪化してしまいますね。

腰痛改善のためのマットレスの選び方、まとめ

重複するところもありますが、まとめてみますね。

  • 体重に合った反発力のマットレスを選ぶ・・上の表に書きましたが、「腰痛には高反発マットレス」です。体重60キログラムなら150ニュートンの硬さが必要です。
  • それなりの耐久性が必要・・「マットレス密度」をチェックして30以上を確認しましょう。また「通気性」が悪いと蒸れて早くヘタるので、通気性の良さも要確認です。メーカーは「マットレス耐久テスト」を行っているばずなので、ニトリでも西川でも聞くと答えてくれます。
  • 返品制度、保証制度があればベスト・・マットレスが合っているかの効果が出るのには、一週間程度でも難しいですので、できれば保証、返品、交換制度があればベストです。

最後に

いかがでしたでしょうか?

実際の購入は、ぜひお近くで実際に横になってみて、店員さんにデータを確認しながら、返品制度なども確認してくださいね。

通販など、異常に安いものにも、ご注意ください。

こんなことも確認を

知人はマットレスの上に電気毛布とか、暖房器具を使用したいと思ったそうですが、使えない製品だつたとがっかりしてました。

また、マットレスが柔らかすぎるので、高反発マットレスと低反発マットレスを重ねて使用したら・・全然、効果がなかったとのことです。・・こういう場合は、ベニヤ板を使用した方が良いと思われます。マットレス二重使用は、想定外でしょうね。

あるメーカーのマットレスは「表裏の両面使用」可能だったと、長く愛用している人が報告してました。なるほど、「両面使用」できれば、一気に寿命が二倍になります。・・良い製品です!



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